Reversible vol.1～俺様カレシ・尊～ 感想
初めて買った女性向けシチュエーションCDです。ブログの一番最初の記事にしようと思う程度には思い入れがあります。
思いっきりネタバレ感想＆18禁CDですのでご注意ください。
◆購入理由
めちゃくちゃ仕事が忙しくて疲れていた時、iTunes Storeで”乙女ゲー”で検索して出てきたアプリを片っ端からダウンロードするという狂った行動を繰り返していたのですが、その時にbisCROWNの「らぶらぶつんつん」というアプリをダウンロードしたのがきっかけだったと思います。確か。
ギャップのあるキャラ＆俺様系キャラが好きなのと、女性攻めが好きだったので、アプリから原作CDに手を出すことにしました。
元々こちらのイラストレーターさんのファンでもあったので、改めて考えるとむしろ買わない理由がなかったのであった。
◆感想
・俺様系にしてはツッコミがうまい
ので、もうその時点で安心して聞けます。何故ならツッコミがうまいということは比較的常識人で話が通じるということだからです。そしてツッコミがうまいということは＝Mだということです（暴論）
実際、攻められてる時のほうが非常に生き生きしてらっしゃるので、これはヒロインに一転攻勢されてしまうのもやむなし。
それほど詳しくないのですが、声優さんもツッコミ演技が上手な方だと思います。会話の流れで自然にツッコんでくる。
・本気でイラつかない、これくらいならかわいいと思える程度の構ってちゃん
でした。個人的には。ダイレクトにわかりやすいしツンデレにしては結構素直で正直です。
かわいいとか普通に言ってくれるし、何より本当に言動がわかりやすい。
けれど、そこはまあ俺様系なんでナチュラル上から発言はもちろん、サークルのメンバーを自らの保身のために「あいつバカなんだよ」とか言って息をするようにディスったり、「隣の部屋に声聞かせてやれよ（迷惑行為）」とか言ったり、なかなかの畜生要素がちゃんと盛り込まれていて好きですね。
・発言の端々からうかがえる育ちの良さ
レポート作業に忙しいヒロインに「返事してたってこっち向いてなかったら、無視してるのと同じなんだよ！」みたいなことを言ってらっしゃるんですけど、初めて聞いた時「た、確かにそうだ！話してる相手に失礼だし…こいつ育ち良いな」と思いました。
「なるべく早く終わらせる？そういう言葉が一番信用できないんだよ」わ、わかる…！
「お前が無視したつもりなくても、俺が無視されたと思ったらそれは誰がなんと言おうと無視なの！」まあ…そうだよね、被害者側がどう思うかだよね。
…と、聞いていて強引に納得させられることが多かったです。この人、単純なだけで頭は良いんだろうな。
あとわりと素直に謝ってくれるのも、なんか育ちがいい感じがします。私もかなり単純なので、どんなクソなことをしたキャラでも然るべき場面で「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えるだけで一気に好感度が上がってしまう。
実際に現実でも、自分が100%悪いことをしたのに死んでも謝れない人っていらっしゃいますし、きちんと自分から謝れる人っていうのはそれだけですごいと思うんですよね〜。
・ヒロインつよぉい…
手錠かけた相手を放置してそのままガチで帰ろうとする姿勢しびれる。なかなか一般人にできることではない。
上記のような相手の発言に一切丸め込まれないのもすごい。ヒロインが攻められる側の時も、恥らいつつもおそらく全ての発言に秒で反論したのがうかがえるので、このヒロインも頭が良い人なんだろうな。
とは言え、同じ空間にいる相手を無視してひたすらレポートするのもちょっとすごい…。彼はもう最初の段階で、この日ヒロインに会うのをうっきうきで楽しみにしてたのが滲み出まくっているので、さすがに同情する。
・非常に個人的過ぎて申し訳ないツッコミどころ
焦らし要素と羞恥要素を兼ねることができるので、こういうエロ系では定番の挿入前に入れられる側に何を入れて欲しいかをあえて言わせる台詞が例に漏れずこのCDにもあるのですが、恐らくヒロインが「尊が欲しい」みたいなことを言った時点で「合格」とか言って挿入したので、いや合格じゃねーよ！全然隠語言ってないよ！そこで妥協すんなよ！もうちょっと頑張って言わせろよ！と思いました。
私なら間違いなく不合格を出すんですけど、これは普段男性向けのエロに慣れてるせいですね。女性向けならあまり直接的な表現は好まれないと思うので、むしろこれくらいがベストなはずなんですけど、いつ聞いてもこの場面でどうしても笑ってしまう。やっぱ少なくとも合格ではないよね？ち〇このちの字も出ないなら、甘く見積もって及第点ですわ…。
◆総評
あとになっていろんな作品に手を出して気が付いたのですが、初めて聞いた女性向けシチュエーションCDがReversibleだったのはおそらくかなりラッキーだったのだと思います。
ストーリーに破綻がないし、キャラの設定もわかりやすくてヒロインとのやりとりもかわいい。sexシーンもぬるくもなく激しすぎでもなくちょうどいい感じで、なんの抵抗もなく比較的さらっと聞けました。手錠とか使ってるアブノーマルなプレイにもかかわらずです。
「キャラから攻められる」か「自分が攻める」かを選べるという特殊なタイプのCDですが、そもそも自分は女性攻めシチュがすごく好きだったのでなんの問題もなく楽しめました。 このCDのおかげで今まで全く興味のなかった女性向けシチュエーションCDという界隈にずぶずぶ足を突っ込んでいくことになったので、本当に私の好みど真ん中だったんだろうなと思います。うーん罪深い。
