花色日記

ゲームや女性向けシチュエーションCDの感想ブログ ネタバレ注意です

推しがプレイアブル化されてから3年半、初めてイベントに登場してしかも主役級の話だったので、その感想を書きます その1

2019年4月15日(月)19:00に、推しがそれまでプレイアブルキャラとして実装されてから約3年と7カ月。今までメインはもちろんイベントなどのストーリーというストーリーにモブとしてですら一切登場してなかったのに、2022年11月28日(月)19:00に初めてイベントに登場してしかもゴリッゴリに主役級の話だったので、突然の供給で頭がおかしくなっちゃった人間の備忘録をまとめたくなったので書きます。

 

ちなみに私が世界で一番かわいいと信じて疑わない推しの参考画像がこちら(2回目)

なお、今回の記事ではその魅力について120%語りますので、注意してお読みください

ネタバレありです。また攻略情報は一切ありません。いや、こんな場末のブログにグラブルのイベント攻略情報を求めてくる人がいたら、意図が分からな過ぎて恐怖を感じるけど…。
いつも通り感想のみですのでご了承ください。

 


◆ストーリー

個人的には、めちゃくちゃ満足でした。
なんというか古き良き、初期のグラブルのイベストだな~って感じた。
異変の起こる島に主人公達が赴いて

なんか仲間と出会って

そこで一緒に原因探って

実は異変はその島に住む星晶獣が原因なことが判明して

最後にその星晶獣をある程度弱体化させてからルリアに取り込んで解決
っていう、もう今となっては太古の文明と化したグラブル初期イベストの流れ。

でも流れは全く一緒なのに、例えば異変を起こしてた星晶獣は初期イベと比べるとかなりしっかりした設定にされてたし、他のイベント(今回は000)の流れから派生して今回の話が始まって、更にここからまた新しい話や設定に繋げるんだろうなって終わり方をしているところが、ああやっぱりちゃんと8年やってきたゲームなんだなと思った。

初期のイベストはなんというか、とりあえず風呂敷広げるだけ広げて当たりそうなキャラと話ができたらそこだけ掘り下げていくって感じで、ちょっと全体的に雑だったからね…。いやこれは、どれだけ長く続けられるか探りながらやらなきゃいけない、新規IPコンテンツ全ての宿命だから仕方ないんですけど。

 

また、あんまりにも過激なグロ描写とか胸糞展開とかがなかったのも、素直に良かったなあって。
今回の話の明確な障害って言うと、大本の星晶獣よりはどうしても島民になっちゃうんだけど。でも、やっぱりあれだけのことがあったら星晶獣忌避するのも仕方ないよ…人が死んでるどころか島一つ滅びかけてるし…ってちゃんと納得できる理由があるのも良かった。

これも初期イベテンプレの「この事件が起こったのは星晶獣のプログラムのバグやから仕方ないんや!だから誰も悪くないんや!いや強いて言うなら魔晶使う帝国orそもそもの原因の星の民が悪い!」なんだけど、でも私はどうしてもグラブルでは「本当の意味で悪い人は誰もいなかった」系の話の方が好きなので…。

これは完全に刷り込みが原因で、グラブル始めたばかりのよわよわ騎空士のころ、メインストーリーを最初からきっちり進めて、詰まったらサイドストーリーをどれも全部スキップせず見た上で、ある程度武器と召喚石をそこで確保しながら進めるっていう馬鹿みたいに優等生なプレイをしていたので、初期イベの、かぁ~~~っ!どいつもこいつもよお!後先考えずに人助けするような甘ちゃんばっかりだぜ!(なお帝国は除く)っていう雰囲気に引っ張られてるのは間違いないと思います。

でもやっぱり倫理観が尋常ではない悪役が出てくる物語は月イベで受け止めるのちょっとキツイので、できれば周年とかで盛大に出てきてそのまま死んでもろて。

 

ただちょっと話の中盤、中だるみしててもったいないな~という箇所はありました。いや私は?推しがいるから?ぜーんぜん退屈しませんし?なんならもうこのイベント3周してるし?このブログ書き終わった後も多分無限に周回するだろうけれども!!!使徒組に興味ない人は普通に飽きるんじゃないかなこれ。

特に、東西南北それぞれに封印されてる四肢を見つけ出して一つ一つ戦って本体の戦力をそぐっていう一連の流れは、もう話聞いただけでだっ、だるぅ~~~~~それ4回もすんの????って思っちゃったし、しかも結局残り2カ所は後半でグリームニルとヨハンに結構雑に処理されたし、いや省略するんかーい。

でも「ルリアに取り込む前に少しでも弱体化させたい」っていうのは本当に理にかなってるし、四肢が封印されていることが物語のカタルシスを得る上で大事な要素でもあったし、そして何よりどっかで使徒組を何人か弱体化させないと設定上強すぎて物語上ピンチにならねえよ…っていうメタ的な部分でも必要な要素であったのはわかるんだけど、だったらもうストーリーの前半、島の探索から入って悠長にエレメンタル相手にバトルしてる場合じゃね~~~~多少話を削ってくれ!!!そこは!!!!

っていうかこの「魔物だ!みんな構えろ!」「もうっ!急いでるのに~~~!!」みたいなノリで雑魚敵との戦闘に入るのも、初期の(これは間違いなく)悪しき文明で懐かしくなっちゃったな。

なんか、かつて何億回と見た気がするセリフの欲張りセット

これは当時、グラブル以外のソシャゲでもわりと見かけることが多かったんですけど、このノルマから解放されたソシャゲはどれも、後に100%ストーリーが良くなったので本当に悪しき文明でしたね。R.I.P.

そして最後の、人々の祈りによって苦しんだ星晶獣が浄化される展開は、演出も美しくて設定も展開もめちゃくちゃ好きなのに、↓これ思い出してせっかくのクライマックスなのにちょっと笑っちゃった。

 

ガウェイン、お前はよぉ…この状況でよぉ…本当すげえ奴だよ

シヴァ様が人々の祈りによって強くなるのはさあ、プレイアブル時からずっと言ってる特殊能力だしそもそも神だからわかるけど、人間のガウェインは一体この愚民の集団から何を得てどういう原理で強くなるっていうんだよ…。
いや、あれだけ国の厄介者扱いされてたガウェインが、それだけ人々から受け入れられたのだという感動的なシーンですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにこんなネタ扱いしてるけど「ダルモアの奇跡」は、個人的にはかなり好きなイベントの部類に入ります。なぜなのかは次の項目で語ります。

 


◆キャラ

やーーーーっと本題に入れる。いや、そもそも私は今回の登場キャラ一人一人に対して、個人的に好きって思ったところをただ叫びたかっただけなのに、なげーんだよ、前置きが。

せっかくなので記念にプレイアブル化された順にいこうと思います。

  • ブローディア
    今回のイベントで私の中で一番好感度が上がったのがブローディア
    なんていうかゴブロって、今までのフェイトエピとか季節ボイスとか見てると、冗談とか通じないクソ真面目な委員長タイプのキャラ(しかも脳筋)なんだなって思ってたんだんだけど、今回のイベントでは他の面々にかなり振り回されてて、苦労性委員長って感じだった。いや自分、使徒組の中ではツッコミポジションやったん!!!????今、初めて知ったんやけど。

    3人に振り回されまくってて、正直めちゃくちゃかわいいゴッドガード・ブローディアさん

    っていうか他の使徒のこと、名前で呼んでるの良いなあって思った。
    なんだろう…ビィとルリアのこと「赤き竜」と「蒼の少女」呼びしてたから、てっきりグリームニルは「軍神」とかって呼んでるのかなって思ってたけど、それはシヴァ様だけだったね。
    でもよく考えたら、天司とか六龍関連のキャラはフランクなタイプでも、わりとみんな「特異点」「赤き竜」「蒼の少女」呼びは徹底してるか。その辺りのキャラとも、いつかもっと交流深めて、エウロペとかサンちゃんみたいに「団長」って呼んでもらえる日がきたら嬉しいよね。

    そして私が思ってたよりも全然脳筋じゃなかった。なんかゴブロとの思い出って、新年早々おみくじ引きちぎったり、海でひたすら蟹退治したりとかした記憶しかなくって。なんか大体みんな甘い展開になるはずのバレンタインですら、「特異点!!!このチョコを食ってガッツを出せ!!!」みたいなイラスト差分で渡してくるし、そういう情緒的な面は彼女の脳内に全くないのでは…?とひそかに思っていたんですけれど。

    ひたすら海で蟹を狩ってウリエルボンバーを繰り出す、色気のかけらもねえバカンスを満喫するゴッドガード・ブローディアさん

    ※ごめん、おみくじとかバレンタインの時のスクショ用意してなかったから、来年撮り次第参考資料(?????)として追加しときます。


    今回のイベントを見てると全然脳筋って感じじゃなくて、常に冷静で落ち着いてて、いつもちゃんと何が最善かを考えながら行動してたし、島民の星晶獣に対する気持ちや葛藤にも星晶獣側にしては最大限寄り添って考えてくれてた。

    こういう真っすぐで誠実なところが、ゴブロの本当に良いところだなって思ったし

     

    あと残念な感情とかあるんだ…とか、冗談(それも下ネタ)通じるんだ…とか、そもそも人が人を虜にするという感情をちゃんと理解してるんだ…と思った瞬間(お前ゴブロのことなんだと思ってたの!?)

    ゴブロって良い子なんだけどぉ~~~ちょっと真面目過ぎて冗談とか通じないところだけがもったいない子だよねぇ~~~~って勝手に思ってたのに、いや全然冗談とか言うしかわいいし強いしかっこいいし優しいし誠実だし発する声は平野綾だし…ってなったら…

    えっ………欠点とか……なくない??????
    それって…乙女の夢見る完璧で完全な騎士様じゃない??????
    こんなん絶対好きになっちゃうやつじゃない???????


    しかも何?そういうゴブロの良いところ全部、自分の功績じゃなくて主人公達のおかげなんだって季節ごとにいつも言ってくれるんだよ?は??どんだけ謙虚なの???少なくとも私は今回のイベントであと一歩間違えたらゴブロの夢女子になるところだった。私には、夢願望がほとんどなかったおかげでなんとか耐えられたけど、そうじゃない人は絶対致命傷負ってるよ。ゴブロ…なんて危ない女なんだ…。


    そしてここからは、今までよりだいぶ自分語りが入るので注意していただきたいんですけど、今回のイベントのゴブロで私が本当に本当に最高で良いなって思ったのは、タンク役がタンクとして超かっこよく描写されてたってところなんですよね。

    っていうのも、私はどうもタンク(それも回避タイプじゃなくてゴリゴリの盾系タイプ)が活躍するシーンっていうのが、もうなんかはちゃめちゃに好きだということを、上記の「ダルモアの奇跡」で初めて気づいたのです。

    なぜこんなにタンク役がタンクしてるのに異様に興奮するのかというと、自分が唯一絶対選ばないジョブだからなんですよね。
    私はMMOをプレイした経験は少ないんですけど、そこそこ自由度の高いゲームでは絶対に回復職か後方支援職を選びます。ある程度そのゲームの腕に自信がある時はアタッカーを選ぶ時もあります。でもタンクだけは絶対選ばん。絶対選ばん。

    だってみんなもそう思ってると思うけど当たり前に一番キツイじゃん!!!!?????しかもある程度腕に覚えがあるくらいでやっていける職じゃないんだよ!!!!!????
    アタッカーはゲームによってはなんとなくでもやれちゃったりするけど、タンクは全体を見通して攻守のタイミングもちゃんと理解できてないと絶対無理だし、腕に覚えしかないくらいじゃないとやれないんだよ、タンクは。このしんどさはゲームや世界観によって差はあれど、多分現実のMMOでも創作上のタンクキャラでもあんまり変わらないと思う。

    なのになのに…こんなに重要なポジションなのに、めちゃくちゃ地味なんだよ??????
    ありえなくない?わりに合わなくない?画面的にも、ただ耐えてるだけで見栄えがしないから、小説だろうが漫画だろうがアニメだろうが物語として描写するのも結構難易度が高いっていう。なのに失敗したらまるで戦犯みたいに一番責められるしさあ。そんなの絶対誰もしたくないじゃん。
    でもだからこそ「ダルモアの奇跡」のガウェイン、まあ彼はタンクってよりはアタッカー兼タンクってやつかもしれないけど、それでも最高に最高に最高だったし、別ゲームで悪いんだけど例えばFGO第一部ラストのマシュとかもうぼっろぼろに泣いたよね。

    ガウェイン…お前…大きくなったなぁ(器が)
    タンクは地味。でもだからこそ、ここぞという絶妙のタイミングでタンクがタンクとしてかっこよく描写されると本当に泣いてしまう。
    そして、そんなタンクに対するクソデカ感情を踏まえての、今回のブローディア

    えーーーーーーーん😭
    かっこいいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ😭😭😭

    今までで一番かっこいい刃鏡螺旋を繰り出すゴッドガード・ブローディアさん

    普段、マルチではクソうぜえ以外の何者でもなかった刃鏡くん…。お前今最高に輝いてるよ、鏡だけに(は?)

    他の使徒はそれぞれ満遍なく出番あるな~って中で、ずっとブローディアだけ活躍シーンが少ないな~と思ってたら、最後の最後でこれですよ。一番きついところを一番最後に引き受ける。最高。

    っていうかね、タンクの見せ場の中でも物語の途中で強敵が出てきて「ここは俺に任せて先に行け」って言って主人公を先に進ませるパターンと、後ろに町やら群衆やらが控えてるその前面に立って自分が持ちこたえるってパターンだと、やっぱり後者の方がキツさの度合いがレベチじゃないですか?
    だって前者だったらとりあえず守るのは自分の身だけで良いから自由に戦えるけど、後者は後ろに守るもの控えてるから戦略の幅めちゃくちゃ狭まるし。何よりたった一人でも敵の進行を許したら、後ろにいる守るべき存在の誰かが最悪死ぬので、一瞬でも気が抜けない。

    キツ過ぎだろ~~~~~~~~???????どんだけ重いものその背中に背負わされてんだよ~~~~~~~?????

    そしてまた良いなって思ったのが、この発言なんですけど。

     


    恐らく、これはウリエルに会うまでのゴブロだったらできない戦い方なんですよね。わざわざ回想シーンでこう言われてるから。


    だから多分、本来のゴブロ的には全力でアミュレットを倒すところまでやってしまいたいところなんだろうけど、今回の目的はそうじゃないから一歩引いて自分の役割である防衛に努めてる。
    そして何より、他の使徒組のことを信頼しているから、アミュレットを見失った時もむやみに探しに行ったりしなかった。やっぱここも本来のゴブロだったら、追いかけてる気がするんだよね。まあ対処できなかったのは自分のミスと言えばミスだし、ゴブロ責任感強いし。
    でもそれはせず、自分の定位置を動かなかった。そしてそのことによって起こったピンチは、グリームニルが引き受けた。

    いや~改めて考えるといいよね~。ガウェインはさあ、全部ガチで一人で守って正に一騎当千でそれはそれで超かっこよかったけどさあ。パーティの仲間を信じてるからこそ、自分は焦らず冷静に防衛に集中するっていうのも本当にいいな~って。

    以上、ゴブロ終わり。



    思ってたより長くなりすぎて、クソ重くなってきたから、一旦記事分けます。
    もしかしたら全部書き終えた後で統合するかもしれないけど、これ他のテキストエディタとかで書いて持ってきてるわけじゃなくて、はてブロに直書きしてるからさすがに重くてね…。今回結構画像も多いし。
    エウロペ、シヴァ、ヨハン(も入れたい、どうしても)の3人でまた一旦区切ろうと思ってるけど、そしたらグリームニルに行きつくまで、一体何日かかるんですかね…?????ウケる~。